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【病気/白血病】猫ちゃんの病気について

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【病気/白血病】猫ちゃんの病気について

【病気/白血病】猫ちゃんの病気について

2022/04/19

今回はちょっと真面目なお話。

本日 お客様よりFeLV(猫白血病ウイルス感染症)で先住猫ちゃんを

なくされたのでどんなことをすればよかったのか? と質問されたのでここに私のわかる範囲で記載しときますねw

ちょっと教科書チックになることをご了承くださいw

 

猫白血病ウイルス感染症(FeLV)

猫白血病ウイルス感染症は、猫白血病ウイルス(Feline Leukemia Virus:FeLV)の感染によって引き起こされる病気です。リンパ腫などの腫瘍性疾患だけでなく、造血組織がある骨髄にまで感染が及ぶと、貧血や白血球減少などを生じ、これにともなって様々な症状が見られます。 簡単に言うと 血液の癌です。血液にだけかかるものでなくそこに付随して血液関係のリンパ腺や骨髄にまで影響を及ぼすので厄介な病気です。

菌←でしたら抗生物質が効きますが ウイルス←に関しては特効薬なるものがありません。

 

症状:

☆発熱・活気の消失・倦怠感・リンパ節の腫れ・貧血など

 

猫白血病ウイルス感染症になると、初期症状として、発熱、元気がなくなる、全身のリンパ節が腫れる、貧血を起こすなどの症状が見られ、これらが通常1週間~数ヵ月間続きます。その後、症状がいったん治まったように見え、中には完全に回復する猫もいます。しかし、完全な回復に至らなかった猫では、体内にFeLVが潜伏し続けます。

そのまま症状を発現することなく寿命を迎える猫もいますが、中には感染後、数年でリンパ腫や白血病などの腫瘍性疾患を発症する猫もいます。また、FeLVに骨髄が侵された場合には、再生不良性貧血や白血球減少症などを生じ、免疫力が低下します。このため、貧血にともなう諸症状(疲れやすい、食欲がない、舌が白いなど)や日和見感染を起こしやすくなり、トキソプラズマ症やクリプトコッカス症、ヘモバルトネラ症に感染したり、口内炎、皮膚炎、鼻炎、下痢といった症状が見られるようになります。

このほか、FeLV感染によって糸球体腎炎を起こし、腎不全を生じて、多飲多尿、食欲不振、体重の減少などが見られることもあります。メス猫が感染している場合は、流産や死産などが起こったり、生まれた子猫が早期に死亡する場合があります。

 

原因

★感染猫とのケンカや食器の共有などから感染

猫白血病ウイルス感染症は、猫白血病ウイルス(Feline Leukemia Virus:FeLV)に感染することによって発症します。感染経路は、おもにFeLV感染猫とのケンカによる咬傷感染ですが、このほか、FeLV感染猫とのグルーミングや食器の共有などによって唾液を介して感染したり、母子感染(垂直感染)が起こることもあります。

 

ここで一番覚えといてもらいたいのが… 白血病感染猫とその他の猫の居住スペースまたは食器の共有は絶対にダメってところです。 感染してない猫も唾液やグルーミングなどで感染しあっという間にパンデミックです。

FeLV発症猫でも重症でなければすぐ亡くなることはありません、1匹飼いならいいですが多頭飼いの場合は必ず発症猫を隔離してください。ケージだけでなくできれば生活空間ごとの隔離、唾液で感染するのでケージ越しのグルーミングとかでも感染する恐れがあります、やるなら徹底的にです。

 

治療

★インターフェロンなどで対症療法

猫白血病ウイルスを退治する確かな治療法はありません。猫白血病ウイルス感染症にともなって様々な症状が現れるため、それぞれの症状にあわせて、インターフェロンや抗生物質、抗がん剤などを使用した対症療法を行います。貧血がひどい場合は輸血を行うこともあります。また、猫の体や精神面にストレスがあまりかからないよう、栄養バランスのとれた食事を与え、衛生的な生活環境を用意してあげることで、日和見感染などをできるだけ抑えるようにします。

 

この病気の怖いところは、明確な治療が存在しないところです。さっき抗生物質は効かないと記載しましたが、正確にはウイルスには効かないが二次感染には効きます、白血球っていうのは体の防御機能の一つです。それが白血病により減少すると感染症を引き起こしやすくなります。普段は無害な菌なども体の免疫機能が低下していることにより感染を引き起こす場合があります。それが日和見感染です。なので白血病感染猫の生活空間はできるだけきれいな空間で生活をさせてあげてください。人も白血病にかかったらクリーンルームって言われてる無菌状態の部屋で生活+治療を強いられますよね? それと同じです。

骨髄にまでダメージが及ぶと、貧血を引き起こし、最悪の場合輸血が必要になります。

ただ人間と違ってすぐ輸血ができるわけでもなく、血液のストックがあるわけでもありませんので多頭飼いの場合はもう片方の猫ちゃんから、いない場合はドナーからもらわないといけません、噂にはドナー用に飼育されているブリーダーさんがいるとかいないとか? 賛否両論あると思います。

 

予防

★室内飼いで感染猫との接触を防止。ワクチン接種も有効

猫白血病ウイルス感染症の最も確実な予防方法は、感染猫と接触させないことです。そのためにも、できれば室内飼いに徹するようにしましょう。多頭飼いの場合、感染した猫がいればその猫を別の部屋で飼ったり、食器などは消毒を徹底したりして、ほかの猫にFeLVが感染しないよう注意しましょう。

また、ワクチン接種も有効(予防率は100%ではない)ですが、普段から十分な栄養と、清潔で快適な生活環境を心がけることも大切です。

 

他に知りたい病気などあれば ツイッターでDMください。

わかる範囲でブログで説明します。w

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